14時。泣いても笑っても今大会最後の143試合目・決勝戦が始まりました。
一塁側・元宮ファイターズは登録全員の20人がベンチ入り。一方三塁側の調布大塚ファイターズは12人。
プレイボール前には、来シーズンから巨人で活躍が期待される我らが大会長・井端弘和選手が始球式に登場しました。井端大会長の始球式はなんと4年ぶり!受けた捕手と打者の2人は本当にラッキーでしたね☆
調布大塚の先攻で始まった試合は両投手が準決勝からの連投。しかし疲れも見せず、両チームの溌剌としたプレイが光りました。
ゲームは序盤から元宮ファイターズが大量リード。のびのびとしたバッティングで得点を重ね、随所に見せるファインプレーで調布大塚を寄せ付けません。5、6年生全員が出場し、最後のアウトを取ると下級生たちもベンチを飛び出し全員で喜びを分かち合いました。
☆本日(12/3)付・東京中日スポーツ紙に大きく掲載されています↓↓
http://www.tokyo-np.co.jp/article/event/gakudou/ibata/CK2013120302000189.html
今年の夏、神奈川県代表として全日本学童大会に出場した元宮ファイターズは、井端杯でも圧倒的な強さを見せました。初戦から決勝まで、全ての試合で5点差以上をつけての勝利。井端杯に参加している他のチームからも『勝ち上がってぜひとも元宮ファイターズと対戦したい』という声がたくさん聞かれるほど、今年は注目されていたのです。
「全日本学童」という大きな目標を達成後、モチベーションが下がりそうな時期もあったそうですが、改めて目標を確認し井端杯に臨んでの優勝。史上最多144チームの頂点に立ちました。熱意ある指導陣、まとまった応援で盛り上げた父母の皆様も素晴らしかったです。
惜しくも敗れた調布大塚ファイターズは、6年生はわずか3人ですが、抜群のチームワーク。超ベテラン指揮官のもと、粘り強くあきらめない戦いで決勝の舞台まで上り詰めました。準決勝で同点タイムリーを放った頼れる主将を中心に非常にまとまりのあるチーム。少ない6年生を5年生、4年生が支えての準優勝は大きな大きな価値があります。来年以降もますます楽しみではないですか!
一番心に残ったお話です。
元宮ファイターズは6年生が6人。
その中にあまりスタメンに入っていない選手がいました。私のスコアブックによれば、代打での出場が多かったかな。
でも彼は3塁コーチをすごく頑張っていたそうです。
3塁コーチといえば、得点に絡む重要な役割。
野手として、打者としてランナーとしてプレイしてなくても、チームのために自分に出来ることを一生懸命やっていた彼は、優勝の大きな立役者のひとりとなりました。
自信をもってランナーに指示をだす。回したり、止めたり、的確な判断でチームを勝利に導いてきた彼は、間違いなく、このチームのヒーローに違いありません。
野球は、投げて、捕って、打って、走るだけではない。
そのときフィールドにいる者だけが戦っているのではない。
ベンチの中で、外で、コーチャーズボックスで、スタンドで、懸命に声を出し一緒に戦う仲間がいるんです。
あらためて、野球ってすばらしいですね!
3月に開幕した今大会も無事に終了することが出来ました。
参加いただいた全てのチーム関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
至らない点も多々ありましたが、温かく見守っていただき、ご協力を賜りましたこと感謝申し上げます。ありがとうございました。
今週末は、イチロー杯上位チームとの交流戦のため、愛知県に遠征です。
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