我らが大会長、読売ジャイアンツの井端弘和選手が現役を引退されました。
もったいない、まだまだあの華麗なプレーを見ていたかったと思ったのは私だけではないと思います。
40歳。報道によれば引退を決めたのは、同い年の高橋由伸新監督の引退・監督就任とのこと。2000本安打まであと88本、名球会入り目前での決断に、迷いはなかったそうです。彼の心の中には、記録より、もっともっと大切なものがあったのでしょう。
中日ドラゴンズで16年、読売ジャイアンツで2年。言わずと知れた守備の名手として、また、打席に立てばいやらしいとさえ評されるその粘りのバッティングで、常に私たちを魅了し続けてくださいました。プロ野球選手としては小柄ともいえるその身体で、18年間ずっと第一戦で活躍し続けたその裏には、並々ならぬ努力があったことは想像に難くありません。
野球選手として、ひとりの男としての井端選手の生き方は、野球少年だけでなく、我々大人たちにも、たくさんの勇気と希望を与えてくださいました。
10年を迎えた井端杯にも、大きなお力添えをいただきました。毎年表彰式で井端選手に会えた子供たちの笑顔は忘れられません。
私たちは皆、本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今後はジャイアンツの内野守備走塁コーチとして、さらなるご活躍を期待しています。
もう「井端コーチ」とお呼びしなければいけませんね。
ありがとうございました。
9月20日、プロ野球選手会事務局長、松原徹さんが逝去されました。
58歳。あまりに若すぎます。
プロ野球界のこと、選手のことを常に考え精力的に仕事をされてきた松原さん。
そして井端杯の立ち上げから、大会実行委員長として、ずっとずっと私たちを支えてくださいました。
いつも周囲に優しくて、明るくて、頭の回転が速くて、晴れ男だった松原さん。
最後にお会いしたのは昨年の11月、選手会のイベントでした。その後は治療に専念され、今年は井端杯の開会式にもお目にかかれませんでした。
治療はどんなに辛かったことでしょう。何より、愛するご家族を残し、打ち込んできた仕事を残し、旅立たなければならなかった無念さを思うと、胸が締め付けらる思いです。
私たちは大きな大きな支えを無くし、悲しみに暮れています。
松原さん、あなたがいなければ井端杯はありませんでした。
井端杯が10回を数え、たくさんのチームに参加いただけるまでになったのも、あなたがいたからこそ。どんなに感謝の言葉を重ねても、足りません。
長い闘病生活、大変お疲れさまでした。どうかゆっくりと、休んでくださいね。
そして、本当に本当に、ありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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町田ヴィクトリー 8-13 南加瀬越路少年野球部
越路2016202 13
町田5030000 8
登録メンバーが6年生のみ10人だった町田ヴィクトリー。正直この日を迎えるまで心配でした。もしひとりでも体調不良で休んでしまったら、試合には出ることができません。
もちろんそんなことは承知の上で、10人というメンバーでの登録をされたのでしょう。
一人でも欠けたら、試合に出られない。風邪をひいたらいけない、怪我をしてはいけない、退部できない…。この学年での最後にして最高の一年にするために、相当の覚悟をもって臨まれたシーズンであったかと思います。メンバー全員が自己管理をしっかりして、ひとりひとりが全員のために、今シーズンを戦ってきたのだと思います。なんと素晴らしいことか、まさに全員野球です。
そして南加瀬越路は対照的に、全部員18名が登録メンバー。18名の中には兄弟が何組もいます。昨年の秋、部員数が少なくなった幸区の2つの子ども界野球部が合併し、現在のチームになりました。主将は低学年の子たちをまとめるのに本当に大変だったようですが、その苦労は優勝という最高の形で結実しました。
まさか優勝できるとは思わなかった、とは監督談話ですが、積極的なバッティング、チャンスを生かす果敢な攻め、ハートの強いエース。どれをとっても優勝にふさわしいチームでした。6年生はもちろん、ボールボーイを頑張った下級生まで、まさにチーム一丸となって勝ち取った栄冠。こちらも素晴らしい全員野球でした。
3月に開幕した井端杯ですが、何事もなく決勝を終えることが出来、スタッフ一同安堵しています。ご参加いただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
好成績だったチームはより上を、目標達成できなかったチームはリベンジを。悔しい気持ちは是非来年の10回大会にぶつけていただきたいと存じます。
優勝・準優勝の両チームは来年1月に行われる表彰式で再会しましょう!
もちろん井端大会長もご出席されますよ。
それではまた!
]]>11月22日(土)、ついにこの日を迎えました。
これ以上ないというくらいの快晴。風もなく絶好の野球日和。野球の神様ありがとう!
9時スタートの準決勝第一試合は、町田ヴィクトリー(町田市)対 別所ベアーズ(鶴見区)。
早朝からこの2チームの気合の入り方は半端なかったです。グラウンドの温度が上がるくらいの熱い戦いは、双方一歩も譲らぬ接戦。最後の最後までどちらが勝利するかわからなかった試合は、ランナーが出ては走る、機動力を生かした町田ヴィクトリーに軍配が上がりました。
別所000101 2
町田101010 3
続いて準決勝第二試合は、南加瀬越路少年野球部(幸区)対 横浜ホエールズ(鶴見区)。試合途中には、読売ジャイアンツ・井端弘和選手が到着され、大会長も見守る中での戦いとなりました。試合は南加瀬越路少年野球部の小林投手が6回までランナーを一人も出さない完全試合ペース。達成されれば井端杯史上初の快挙となるところでしたが、最終回に横浜ホエールズの名取主将が一矢報いるヒットを放ち、記録達成はお預けとなりました。
横浜0000000 0
越路020001x 3
3位表彰式には井端大会長も挨拶を述べられました。最近ますますかっこよくなった井端選手に選手はもちろんお母さんたちも瞳がハート型に♪
4回目の出場でついに3位という好成績を残した別所ベアーズ。いつもあと一歩で涙をのんできましたが、今年ついに大田スタジアムへやって来てくださいました。。
そして同じく鶴見区の横浜ホエールズ。おととしもここ大田スタジアムで準決勝を戦いました。2年前の成績を上回ることはできませんでしたが、来年こそはぜひリベンジを!
両チームとも、来年のご参加を心よりお待ちしています!
10月最初の土曜日、鍛川緑地にて井端杯準々決勝1試合が行われました。
なんともう準々決勝ですよ!早いですね!
11月22日の大田スタジアム進出をかけての準々決勝は、さすがにレベルの高い内容でした。
Cブロック代表の別所ベアーズ(横浜市鶴見区)と、Dブロック代表の南山田ライオンズ(横浜市都筑区)との対戦は、別所ベアーズが逆転勝ち。一つのミスで先制を許した別所ベアーズでしたが終盤、無死満塁のピンチを乗り切ると一挙に形勢が逆転。4点を挙げ、ベスト4一番乗りを果たしました。
両チームとも甲乙つけがたく、どちらが勝利するか全くわからない展開でした。しかし野球というゲームは不思議なもので、たった一つのプレイが流れを変えてしまう瞬間があるのですね。
敗退の南山田ライオンズは打撃も良かったですが、守備も非常に鍛えられていると感じました。144チーム出場のベスト8にふさわしい、いやそれ以上のチームだと感じました。
来年もぜひ、ご参加をお待ちしております!
来週は、AブロックとHブロックでそれぞれベスト8が決まる5回戦2試合が行われます。
ブロックによって進行にばらつきがありますが、どのチームも11月22日は空けていただいているはず!大田スタジアム目指して頑張ってくださいね!!
それではまた来週!
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8月最後の井端杯は4回戦4試合が予定されていましたが悪天候のため1試合のみの実施となりました。うーん残念。今月中にべすと16が出そろう予定だったのですが来月までお預けとなってしまいました。
しかしこの日に行われた1試合はさすがに4回戦らしくレベルが高いものでした。
江東区の深川レッドソックスと、前年準優勝の調布大塚ファイターズの戦いは序盤に6点をリードした調布大塚を深川が追う展開。
調布大塚有利と思われた終盤、投手に疲れが見え始めます。四球を見逃さず、甘い球は打ちに出た深川レッドソックスが最終回、ついに追いつき、サヨナラ勝利を収めました。
この試合は両チーム共に本当に素晴らしかったです。エラーがないのはもちろんのこと、積極果敢なベースラン、盗塁をきっちり刺す捕手。どちらが勝利してもおかしくない、ほんの少しの違いであったと思います。
昨年は準優勝、そして愛知県で行われたイチロー杯優勝チームとの交流戦にも参加いただいた調布大塚ファイターズ様、今年は惜しくもここでお別れとなってしまいましたが、また来年のご参加をお待ちしています!
この日たまたま、調布大塚のコーチの方から教えていただいたのが、今年の夏甲子園で優勝した大阪桐蔭の中村主将が中学生の時に書いたという作文です。
障がいを持つ友達のことを書いたもので、賞を受けています。
http://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/23sakuhinshu/sakuhin/chu_saiyushu.html
↑ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
感動秘話だ、という話をしたいのではないのです。
中学生らしい表現力で書かれた作文ですが、中村君の、友達に対する思い、障がい者の方全体に対する思いには、大人でもはっとさせられるものがあります。
そして彼は非常に性格の良い子なんだなぁと、素直に感じさせる内容でした。
全国一の強豪校で、何十人もの部員を束ねる主将の資質というのはどんなものかと想像もできませんが、中村君は、持ち前の素養に加え、周囲から愛され協力を得られ、大阪桐蔭の主将という大きな役割を果たしてこられたのだと思いました。
それではまた。
早9月ですね。涼しくなるので体調管理には注意しましょう!