そしてついに始まった決勝戦。
どちらが勝っても初優勝となる戦いは初回からやや荒れ模様。南加瀬越路が果敢な攻めで2点を先取すると、その裏、町田ヴィクトリーも投手の立ち上がりを攻め一挙に5得点。試合をひっくり返します。
3回終了までに8-3と町田が大きくリード。しかしここから展開が変わってきます。4回に四球とヒットで一気に試合をひっくり返した南加瀬越路がそのままの勢いで最終回まで突っ走り、13-8で町田ヴィクトリーを下し初優勝となりました。
町田ヴィクトリー 8-13 南加瀬越路少年野球部
越路2016202 13
町田5030000 8
登録メンバーが6年生のみ10人だった町田ヴィクトリー。正直この日を迎えるまで心配でした。もしひとりでも体調不良で休んでしまったら、試合には出ることができません。
もちろんそんなことは承知の上で、10人というメンバーでの登録をされたのでしょう。
一人でも欠けたら、試合に出られない。風邪をひいたらいけない、怪我をしてはいけない、退部できない…。この学年での最後にして最高の一年にするために、相当の覚悟をもって臨まれたシーズンであったかと思います。メンバー全員が自己管理をしっかりして、ひとりひとりが全員のために、今シーズンを戦ってきたのだと思います。なんと素晴らしいことか、まさに全員野球です。
そして南加瀬越路は対照的に、全部員18名が登録メンバー。18名の中には兄弟が何組もいます。昨年の秋、部員数が少なくなった幸区の2つの子ども界野球部が合併し、現在のチームになりました。主将は低学年の子たちをまとめるのに本当に大変だったようですが、その苦労は優勝という最高の形で結実しました。
まさか優勝できるとは思わなかった、とは監督談話ですが、積極的なバッティング、チャンスを生かす果敢な攻め、ハートの強いエース。どれをとっても優勝にふさわしいチームでした。6年生はもちろん、ボールボーイを頑張った下級生まで、まさにチーム一丸となって勝ち取った栄冠。こちらも素晴らしい全員野球でした。
3月に開幕した井端杯ですが、何事もなく決勝を終えることが出来、スタッフ一同安堵しています。ご参加いただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
好成績だったチームはより上を、目標達成できなかったチームはリベンジを。悔しい気持ちは是非来年の10回大会にぶつけていただきたいと存じます。
優勝・準優勝の両チームは来年1月に行われる表彰式で再会しましょう!
もちろん井端大会長もご出席されますよ。
それではまた!
[13回]
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